今年のタマネギのお話

火曜Gの三谷です。
このコラム、お久しぶりです。
いよいよ早生タマネギの収穫が始まります。
写真は5月2日時点のHブロックの6畝のたまねぎで、上は晩生、下は収穫時期を迎えた早生です。

今年のたまねぎ、小さいねとか、少ないね、と思われた方が多いのではないでしょうか。
その通りです。
でも、実は私、少し感動しています。
なぜでしょうか。
今日はそのお話をさせてください。

タマネギの栽培方法と今年の失敗
タマネギは苗床に播種して2か月ほど育苗します。
それを植え付けて冬越しさせます。
冬の間は見た目はずっと成長していないように見えます。
けれども冬でも光合成をしており、その養分は、土の中で静かに根を伸ばし、また根を肥らせることに使われています。
だから春になると地上部が急激に成長することができ、満を持して玉が太り始める訳です。

このプロセスのなかで苗の大きさがとりわけ大切です。
大きすぎると春先に抽苔します。
小さいと冬を越す体力がなく、枯れる危険が大きいのです。
草丈でいうと20cmから25cmがよいといわれています。
実は、今年の苗は10cmから15cmぐらいしかなく、育苗に失敗したのです。
気付いて、追肥とか水遣りとか色々しましたが、大きくできませんでした。
だから枯れてしまう可能性が高く、私自身も半分諦めて投げやりな気持ちでおりました。
ちなみに、Gブロックの1畝のたまねぎは冬を越せずほぼ全滅でした。

小さな奇跡から挽回へ
前述のように私は諦めの気持ちでおりました。
しかし会員の皆様はそうではなかったのです。
マルチの剝れ直しとか畝穴の草取りとか、自主的にお世話をしてくださったのです。
これを見て何とかしようという気持ちになりました。
色々方法を捜すうちに、お酢の効果に目がとまりました。

葉にかけたお酢は、葉面で吸収され疑似光合成といって、光合成と同じ効果があるとされています。
また、お酢は小さい苗の弱った根の成長も助けてくれるようです。

ご存じのように昨年(2025年)の11月から今年3月まで、殆ど雨がありませんでした。
雨がないと根は成長できません。
そこで風呂の残り湯を20リットルのポリタン5本に入れて、計80リットルを定期的に運び、Hの6畝に散水しました。
0.1%の穀物酢を入れて。
計算が合わない? 
いや、体力でポリタンをいっぱいにはできなかったのです(笑)。

結果は写真のとおりです。
早生は小ぶりながらも収穫を迎えることができました。
お世話をしてくださった会員の皆様に感謝です。
晩生はあと1か月ほどかかりますが、玉が太ることは早生が証明しています。
あと1か月、病気にかからなければ収穫を迎えることができます。
気を抜かず病気予防をしておきたいと思います。