左右600ミリの幸せ。

投稿者:淺野昌規

トコトコ農園のハウスの中に、「うね立て」用の板があります。
ご存じ、左右の長さ、80センチ(800ミリ)の板です。

うね1つの幅が80センチ、うね間も80センチ。
80センチのこの板で測るのです。
便利です。
いちいちメジャーを当てなくて済む。
おまけに、うね立ての際に、凸凹(デコボコ)している、うねの表面をならすのに使えます。
最後の仕上げに、うねの端っこを切って形を整えるのにも重宝します。
それがトコトコのハウスにはある。
だがしかし、淺野の家にはない。

自宅の庭先で、トコトコで習った方法をまねて、野菜を作っています。
うまく出来ないことは数多くありますが、出来ない第一は、うね立てです。
トコトコの80センチの板があったら!
どこかで、売ってませんか?

売っているのですね、ホームセンターに。
トコトコ農園から遠くないオリンピックに行ったとき、「ひょっとして」と淡い期待を抱いて、材木売り場に行くと、ありました。
うね立て用の板がずらり、陳列されているのです。
もちろん、用途が「うね立て」専用というわけではありません。
(が、うね立て以外の何に使うのだろうか)
問題は、左右の長さです。
オリンピックで売っているのは、80センチ(800ミリ)ではなく、60センチ(600ミリ)なんです。

なんて、たかだか自分の家の庭ですから、野菜畑は四畳半にも満たない。
600ミリの板でも、十分に雄大なうねを作ることができるのです。
いえ、そんなことより、左右に体重移動しながら、うねの凸凹を平らにするのは快適です。
端っこを切ることができて、こんなに幸せなことはありません。
ああ、快感。うね立て。
一家に1枚。どうぞ。